小物を撮影する際、ただ机の上に被写体を於いて撮影したのでは、被写体の背景に部屋の中のあれやこれやが写り込んでしまいます。
被写体の陰影や光沢も綺麗ではありません。
また被写体の表面が反射し易い素材であれば、周囲の物が反射して写り込んでしまい、見栄えが良くありません。
ですので一般的に小物撮影時には撮影ボックスを利用する事になりますが、数千円から1万円以上の値段となります。
小さい撮影ボックスでは被写体も小さなものしか撮影できません。
そこで私は100円ショップで購入したものだけで撮影ボックスを自作する事に致しました。
私が100円ショップで買った材料は、白色の金網4枚と、艶消し半透明プラスティック板3枚、白色のフェルト2枚、結束バンド、光拡散型LED懐中電灯です。
プラスティック板は穴開けパンチで穴を開けました。
出来たのがこちらです。
背景用フェルトに皺が付いたままですが、露出を上げて背景を白く飛ばせば気になりません。
撮影ライトボックスのお陰で、撮影した写真には周囲の物は写らず、陰影も良好です。
但し、被写体によっては金網の格子模様が僅かに写り込む場合があります。
自作撮影ライトボックスで撮影した林檎の写真です。
使用したカメラは “Panasonic LUMIX DMC-TX1” というズーム倍率が高いコンパクト ディジタル カメラです。
前に使用していたSONY DSC-RX1より近接撮影の画質はやや低いようです。
どの写真も撮影は夜中に行ったので光量不足でした。
撮影後に明るさなどのレタッチをしてあります。
茶色の鶏卵です。
茄子。
蜜柑。
バナナ。
金属製の立体パズルである、 “Huzzle” (はずる)の写真です。
こちらもHuzzleです。
照度不足で画質がノイジーです。
写真撮影はとにかく光量が多くないといけません。
ステンレス鋼製の六角穴付きボルトの写真。
片方はスプリング ワッシャーを嵌めてあります。
鏡面磨きの御影石の立方体です。
御影石は花崗岩です。
撮影してみて分かったのですが、懐中電灯が1灯だけでは照度不足でした。
部屋の照明と左側にあるデスク スタンドは光の色が黄色過ぎますし、LED懐中電灯は光の色が白過ぎます。
適切な光源を追加したいところです。
この自作撮影ライトボックスには欠点がございます。それは畳んで収納出来ない事です。
これについては前2か所の結束バンドを紐に変えれば外して畳めそうです。
カメラやPCやCDDAなどに付着した埃や細かいゴミを吹き飛ばすのにとても便利なシリコーン エラストマー製のハンディ ブロワーです。
“HAKUBA HIGH POWER BLOWER PRO L” という製品です。
軽い力で勢い良く大風量が出るので大抵の埃は吹き飛びます。
数多く吹き続けても手が疲れません。
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