2003年10月から約20年間に亘り使用している “YAMAHA YST-SW1500” という、1,000W出力、30cm径ユニットの大型サブウーファーがかつてから電源をオンにするとスウィッチング電源の60kHzの強いノイズが他の危機に侵入して問題を起こしていました。
凡そ10年前となる2013年11月には、固定電話器の通話にノイズが入ってしまう問題を、LANケーブルを接続しているネットワーク スウィッチをアップグレードする事で解消しました。
今年2023年3月31日にPCのUSBハブを新調してから気付いたのが、サブウーファーの電源をオンにしていると、USBハブに繋がったUSBキーボードからの入力が大幅に遅延し、まともに文字入力が出来なくなるという不具合でした。
初めはサブウーファーが原因である事さえ分からず、OSのヴァージョンの問題か、自作の音楽再生HTML5アプリの問題かと悩んでしまいました。
サブウーファーからのノイズが原因である事が分かってから、どうにかノイズを除去出来ないかと、電源タップにノイズ フィルターが入っているものに交換してみたりしましたが、効果はありませんでした。
RCAピンプラグ ケーブルにノイズ フィルターを買って咬ませてみたところ、キーボード入力は正常になったもののメインのスピーカーから大きなノイズ音が出てしまい失敗となりました。
続いて、サブウーファーの背面に有るアース端子にケーブルを繋いで机の鉄フレームのネジに繋いでみたところ、見事にキーボードの入力の不具合が解消し、音の問題も発生しませんでした。
しかしながら、万が一にも機器が漏電を起こしたら、自室の電源ソケットにはアース接続端子が無いので感電してしまってとても危険です。
新たにアースを取るのが唯一の解決策のようでしたので、自室の窓の下に接地棒を埋設する事にいたしました。
自室の窓の下には犬走りのコンクリートが打ってあり、その上にケーブルを這わせる必要が有ります。
90歳代と高齢の祖母が引っ掛かって躓かないよう、屋内用ながら高さの低いケーブル モールを被せる事で対処する事にしました。
深さ40cm程の穴を掘り、先に園芸用の長い支柱を木槌で打ち込んでから引き抜き、その穴に直径7mm、長さ900mmの接地棒を差し込み、棒に付いているリード線と、緑色の被覆のVSF 1.25sq 10mのケーブルの被覆を剥いた端を、P8形アルミニウム スリーブに通し、圧着工具でカシメて締結しました。
一応接続部分は自己融着テープのエフコテープ2号(古河電工パワーシステムズ株式会社)及びヴィニル テープを巻き付けてあります。
接地ケーブルは窓のアルミニウム サッシの枠に鋸とヤスリで切り込みを入れ、そこを通して室内に導入、末端にY端子を圧着してサブウーファーの背面のアース端子にネジ止めしました。
早速PCと周辺機器とUSB DAC、プリメイン アンプ、サブウーファーなどの電源をオンにし、キーボードを使用してみたところ、見事に何の問題も無く文字入力出来るようになりました。
続いて音楽を再生してみたところ、音質的な悪影響は全く無いようで、嬉しい事に低音域は更に引き締った感じがします。
これにて長年のサブウーファーのノイズ問題は完全解決いたしました。
(写真等一切無くて申し訳ございません。毎日忙し過ぎて時間が足りないのです)
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