元SoftBank グループ傘下で、2021年に韓国のHyundai Motor Companyに売却されたBoston Dynamics社が開発している人型ロボット、 ” Atlas ” の動画を動画投稿ウェブサイトより掲載させて頂きます。
Atlasの進歩の歴史が分り易いように、動画はページの上から新しい順になっております。
2024年4月17日に公開された動画。
それまでの10年間以上に渡ってAtlasは油圧駆動のロボットとして開発されていましたが、ここで油圧駆動型は終了し、新たに完全電動型として開発される事となりました。
完全電動型Atlasは関節の自由度が高く、腕、脚、腰、首などが胴体に対して真後ろまで回転可能なようです。
動画では床に寝そべった状態から人間には不可能な奇妙な脚の動きで立ち上がり、どちらが前か後ろか分からない状態で歩行しています。
この様に、新型Atlasは人間を超えた運動能力を持っているようです。
2023年1月19日に公開された動画。
人間型ロボットの “Atlas” が両手で板を掴んで作業用足場に渡したり、荷物袋を把持したまま足場に乗ったり、荷物袋を放り上げたり、捻り宙返りを披露したりしています。
後は人工知能面が発達すれば作業現場での仕事がこなせそうですね。
人間型ロボット達が現在人間が行っている仕事をするようになる日がいつか来るのでしょう。
2021年8月17日に公開された動画。
2体の人間型ロボットの “Atlas” がパルクールを披露しています。
“HD-01” と “HD-02” という型番が確認出来ます。
左右交互に配置された段差のある斜面を次々と蹴って進み、台から台へと跳び移り、階段を駆け下り、弧を描き斜めに傾いた面を走り抜け、再び階段を駆け上がり、台から台へ、そして細い足場に跳び移り、床に着地。
更には2体目のAtlasが細い足場の上を駆け抜ます。
再び1体目のAtlasが現れ、腰の高さの足場に片手を突いて身体を傾けつつ両脚を揃えて跳び超えます。
2体のAtlasが同時に高い台の上から低い台へ後方宙返りをし、直ぐに連続で後方宙返りで床に着地します。
凄い。
2020年12月30日に公開された動画。
人間型ロボットの “Atlas” 、四足歩行ロボットの “Spot” 、ダチョウのようなロボットの “Handle” の3種類のロボット達が音楽に合わせてダンスを披露しています。
Atlasは更に身体能力が向上し、Y字バランスのように片脚立ちでもう片方の脚を高く上げる技も披露しています。
ステップも機敏です。
“HD-03” と “HD-04” という型番が確認出来ます。
頭部のセンサー類も年々進化しているようです。
股関節の柔軟性が非常に高くなっています。
2019年9月24日に公開された動画。
まず始めに、Atlasはしゃがんだ姿勢から両手を床に突くと、足を天に上げ、まるで体操選手のように綺麗に垂直に倒立します。
そのまま滑らかに後方に回転すると、前方の床に飛び込むように勢い良く前転します。
威勢良く立ち上がり、飛び上がって空中回転して身体の向きを180度翻すと、再び床に飛び込んでの前転を披露。
立ち上がり様に両足を前後方向に大きく広げながらの跳躍、飛び込み前転、空中360度水平回転を軽々と決めて最後は両手を上げてのポーズ。
跳躍の高さも高いです。
はい、人間型ロボットのAtlasは確実に一般の人々の身体能力を超えました。
実に凄い事です。
2018年10月12日に公開された動画。
Atlasが横たわる丸太を走りながら飛び越え、そこそこの高さがある3つの段差を片脚の力で軽々と跳躍して登って行きます。
2018年5月11日に公開された動画。
Atlasは屋外の草の茂る不整地を軽やかにジョギングして行き、丸太を両足の力で飛び越えます。
2017年11月17日に公開された動画。
Atlasが両脚で跳躍して台の上に跳び乗り、台から台へと跳び移り、跳躍しながら180度水平回転して後ろ向きに着地し、最後は後方宙返りを決めます。
2016年2月24日に公開された動画。
Atlasが歩き出し、扉を押し開けて屋外へ繰り出し、雪の積もった不整地を歩きます。
続いて床に置かれた紙箱を拾い上げて棚に置く作業を披露。
次はAtlasが2次元コードの貼られた紙箱を拾い上げ、持ち運ぼうとするのを人がホッケーの棒で妨害するも、箱を持ち運ぼうとし続ける場面。
最後はAtlasが人に丸太で後ろから突かれて前方に倒れてしまうも、起き上がって歩き出すというもの。
2013年10月4日に公開された動画。
まだワイヤーとケーブルが繋がっているAtlasが、でこぼこの石の上を歩いたり、片脚立ちしている状態で大きな球体の錘をぶつけられてもバランスを保ったりする様子。
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