閲覧無料のウェブサイトの多くはウェブ広告を掲載する事で、そのクリック数に応じて収益を上げて運営されています。
この事は私がアナログの電話機のモデムでMacintosh PCをインターネット接続していた時代から変わりません。
しかしながら、ここ何年かはウェブ広告の内容がスマートフォン アプリや漫画、ゲームについてのものが多くなり、その内容が猥褻、暴力的、戦争を娯楽化したもの、性的暴力を想起させるようなものまで散見されるようになって来ました。
或いは政治的に悪意を感じられるような世論工作を目的としていると思われる内容も多く見受けられます。
また、複数のPC端末でウェブ ブラウザーの設定をリセットしてからウェブ サーフィンをしても同様の広告が表示される事から、これは個人の属性に紐付けられたターゲッティング広告による偏った表示でもないようです。
巷ではウェブ広告を遮断するアドブロック系のアドオンが流行しているそうですが、これは特別料金を支払った広告出稿依頼主は遮断を免れるなどの歪なシステムとなっているようです。
私は無料で利用可能なウェブサイトには相応の対価が必要であろうとの考えから、最近までは広告ブロック機能は利用して来ませんでしたが、この所の目に余る下劣な広告の多さに辟易し、今はリストに登録したドメインのJavaScriptのみを遮断する事が出来るFirefox ウェブ ブラウザーのアドオンを利用するようになりました。
ウェブ広告はほぼ全てがJavaScriptにより動的にホスト サーヴァーとそのCDNキャッシュから読み込まれる為、これをドメイン指定で遮断する事により下劣な広告を目にしなくて済むようになります。
また、特別料金をアドオン業者に支払って遮断を回避するようなシステムとも無縁です。
「オープンウェブは死んだ」と言われてから随分と年月が経ち、インターネットの世界は劣化が進行中であるように思われます。
因みに私がブロックしたドメインを以下に列記致します。
もしかすると不必要なものもあるかもしれませんが、これによりウェブ サーフィンが快適になりました。
見たくない広告を無理に見させられるのは嫌なものです。
内容が普通にPCや家電製品や衣料品などだったらブロックする必要も無いのですが、残念です。
(2021年10月20日現在のブロック リスト)
*://spsvcpc-tls.i-mobile.co.jp/* *://spdeliver.i-mobile.co.jp/* *://spcdnsp.i-mobile.co.jp/* *://imp-adedge.i-mobile.co.jp/* *://mediamsmbsoftbank.genieesspv.jp/* *://cdn-fluct.sh.adingo.jp/* *://sh.adingo.jp/* *://cas.criteo.com/* *://securepubads.g.doubleclick.net/* *://tpc.googlesyndication.com/* *://pagead2.googlesyndication.com/* *://yads.c.yimg.jp/* *://yads.yahoo.co.jp/* *://ads.pubmatic.com/* *://js.gsspcln.jp/* *://ad-spire.genieesspv.jp/* *://res.ads.nicovideo.jp/* *://pc-adroute.focas.jp/*
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