FXなどの相場を仮にランダム ウォークで動くものだとすると、
理論上は勝率が約33%である場合、10連敗の確率は、 (2 / 3)^10 = 0.017… で約1.7%
理論上は勝率が50%の場合、10連敗の確率は、 (1 / 2)^10 = 1 / 1024 = 0.00097… で約0.1%
ところが、例えば、5連敗 -> 1勝 -> 5連敗、などのような状況に関しては遥かに頻繁に起こります。
勝率というのは長期的に見た場合にその値に収束して行くという事であって、一時的な勝敗の偏りは普通にあります。
しかも、勝率50%のコイン トスで10連敗する確率は、1ゲームでは (1 / 2)^10 = 1 / 1024 ですが、1024回ゲームを繰り返した内の1回以上10連敗する確率は、凡そ 1 – (1023 / 1024)^1024 = 0.63230… つまり約63.2%もあります。
これは自然対数の底、ネイピア数 e の値に近くなります。
つまり、勝率50パーセントでも長く試行を繰り返していると10連敗するのは当たり前のように有り得るという事ですね。
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